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丸か四角か。
腕時計のケースといえば、たいていはそのどちらかです。
ところがハミルトンの「ベンチュラ」は、そのどちらでもない、三角形を思わせる左右非対称の形をしているんですよ。
初めて目にしたときの「なんだこれは」という驚きは、何十年経っても色褪せることがありません。
しかもこの時計、見た目が奇抜なだけではない。
1957年、世界で初めて電池で動く腕時計として生まれた、時計史に名を刻む一本でもあるのです。
本稿では、ベンチュラが時計の世界に残した足跡から、クォーツ、機械式、そして女性向けのモデルまで、長年時計と付き合ってきたオヤジの目線でじっくり語っていきます。
人と同じ時計では物足りない方に、ぜひ読んでいただきたいと思います。
目次
ベンチュラが時計史に残したもの


ベンチュラという時計を語るうえで、外せない話が三つあります。
電池式腕時計としての挑戦、唯一無二のデザイン、そしてスターたちとの物語です。
どれも、この時計がただの変わり種ではないことを教えてくれるエピソードなんですよ。
一つずつ、ゆっくりお話ししていきましょう。
世界初の電池式腕時計という挑戦

ベンチュラが誕生した1957年当時、腕時計といえばゼンマイで動く機械式が当たり前でした。
そんな中、各社が競って開発を進めていたのが、電池の力で動く新しい腕時計です。
ハミルトンはその競争にいち早く名乗りを上げ、世界で初めて電池式の腕時計を世に送り出しました。
それがベンチュラなんですよ。
ちなみに、水晶振動子を使ったクォーツ腕時計の世界初は、1969年に登場したセイコーのクオーツアストロンです。
ベンチュラはそれよりも前に、電池の力でテンプを動かすという方式で、電気で時を刻む腕時計の扉を開いたことになります。
ゼンマイから電池へ。
今では当たり前になったこの流れの、まさに先駆けとなった時計だと言えるでしょう。
アービブが描いた三角形

ベンチュラのもう一つの革新は、その形にあります。
デザインを手がけたのは、自動車などの工業デザインで名を馳せたリチャード・アービブ。
彼が生み出した三角形を思わせる非対称のケースは、1957年当時の時計界に大きな衝撃を与えました。
ラグと呼ばれるベルトの取り付け部分を目立たせず、ケースからベルトへと流れるようにつながるシームレスな造形。
アメリカの自動車がテールフィンを競っていた時代の、未来への憧れがそのまま形になったような時計なんですよ。
驚くべきは、このデザインが半世紀以上経った今も、ほとんど姿を変えずに作り続けられていることです。
本当に優れたデザインは時代を超える。
ベンチュラは、そのことを何よりも雄弁に物語っていると私は思います。
エルヴィスとスクリーンの中のベンチュラ

ベンチュラの名を世界に広めたのは、一人のスーパースターでした。
エルヴィス・プレスリーです。
1962年公開の主演映画『ブルー・ハワイ』で着用して以来、彼はプライベートでもベンチュラを愛用していたと言われています。
時代は下って、映画『メン・イン・ブラック』のシリーズでは、ウィル・スミスやトミー・リー・ジョーンズ演じる捜査官たちの腕元にベンチュラが光りました。
続編の『メン・イン・ブラック:インターナショナル』でも、クリス・ヘムズワースやテッサ・トンプソンが着用しています。
時代を代表するスターたちが、なぜかこの時計を選んでしまう。
それだけ、ベンチュラには人を惹きつける華があるということなんですよ。
手軽に個性を楽しむクォーツモデル
世界初の電池式腕時計として生まれた出自を受け継ぐように、ベンチュラの主力は今もクォーツモデルです。
精度が高く手入れも楽で、価格も比較的手が届きやすい。
それでいて、あの唯一無二のデザインを存分に楽しめるのですから、こんなにありがたい話はありません。
現行の三針クォーツは、幅32mm×縦50mmのケースが基本サイズ。
数字だけ見ると大きく感じるかもしれませんが、三角形の形ゆえに実際の見た目はすっきりしていて、日本人の手首にも収まりがよいんですよ。
ここでは、Amazonのハミルトン公式ストアで扱われているモデルを中心に、私が「これは」と思う顔ぶれを紹介していきます。
原点を味わうH24411232
ベンチュラの中で、もっともベーシックな一本がこのH24411232です。
ステンレスのケースに黒い文字盤、三針のクォーツというシンプルな構成で、ベンチュラという時計の素顔をそのまま味わえます。
文字盤の中央を横切る波形のモチーフは、電気で時を刻む時計として生まれたベンチュラへのオマージュなんですよ。
ブレスレットは、エルヴィスが愛用したスタイルを現代に蘇らせたフレックスタイプ。
蛇腹のように伸び縮みする作りで、手首にしなやかに沿い、留め具を気にせずすっと着けられます。
金属のブレスレットなので夏場でも汗を気にせず使え、オンでもオフでも出番を選びません。
ベンチュラの中でも特に人気の高い定番ですから、最初の一本に迷ったら、まずはここから考えてみるのがよいでしょう。
深い青に惹かれるH24411142
H24411232と同じケースとフレックスブレスレットに、深みのあるブルーの文字盤を合わせたのがこのH24411142です。
中心から外側へ向かって色が濃くなっていくグラデーションがかかっていて、光の当たり方で表情ががらりと変わるんですよ。
黒の文字盤が引き締まった印象なら、こちらはどこか未来的で、ベンチュラの近未来的な造形とよく響き合います。
秒針の先にだけ差された赤も、青い文字盤の上では一段と映えるアクセント。
紺のスーツやデニムのシャツなど、ブルー系の装いと合わせれば、手元から全体の統一感が生まれるでしょう。
定番の安心感はそのままに、少しだけ遊びを足したい。
そんな方にとって、ちょうどよい落としどころになる一本だと感じます。
金色のフレックスH24301131
ケースからブレスレットまで、すべてをイエローゴールドのPVDで仕上げた華やかなベンチュラです。
PVDとは金属の表面に薄い膜を蒸着させる加工のことで、メッキよりも剥がれにくく、金色の輝きを長く保てるのが特長なんですよ。
黒い文字盤にゴールドのインデックスと針が浮かび上がる姿は、1950年代のアメリカの華やかさをそのまま閉じ込めたかのよう。
フレックスブレスレットも金色なので、腕に着けたときの存在感はステンレスモデルとはまるで別物です。
派手に見えそうでいて、黒文字盤が全体をきちんと締めてくれるので、大人がさらりと着けても嫌味になりません。
ベンチュラが生まれた時代の空気を、もっとも濃く感じさせてくれる一本かもしれません。
金と青の競演H24301141
H24301131のゴールドPVDケースとフレックスブレスレットに、ブルーの文字盤を組み合わせたモデルです。
金と青という組み合わせは、時計の世界では古くから品格のある配色として好まれてきたんですよ。
グラデーションのかかった青い文字盤が金色の縁取りの中で深く沈み込み、黒文字盤よりも柔らかく、どこか華やいだ表情を見せてくれます。
金色の時計は少し照れくさいという方でも、青の落ち着きが加わることで、ぐっと取り入れやすくなるはずです。
白いシャツの袖口からのぞかせたときの映え方は、なかなか侮れません。
パーティーや会食など、少し晴れやかな場に着けていきたくなる。
そんな特別感を、クォーツの気軽さで楽しめるのがこのモデルの魅力でしょう。
金とレザーの正統派H24301731
ゴールドPVDのケースに黒い文字盤、そして黒いレザーストラップを合わせた一本です。
同じ金色のベンチュラでも、ブレスレットからレザーに替わるだけで、ぐっと落ち着いたクラシックな佇まいになるんですよ。
1957年に登場した初代ベンチュラも、金色のケースに革ベルトという組み合わせでした。
その意味では、このH24301731こそが、ベンチュラの原風景にもっとも近い姿と言えるかもしれません。
革ベルトは使い込むほどに手首に馴染み、自分だけの一本に育っていく楽しみもあります。
スーツスタイルとの相性は言わずもがなで、ビジネスの場でもさりげなく個性を主張してくれるでしょう。
歴史を知ったうえで手にすると、より愛着が湧いてくる時計だと私は思うのです。
レザーで落ち着かせるH24411732
ステンレスのケースに黒い文字盤、そこに黒いレザーストラップを合わせたのがこのH24411732です。
H24411232と同じ顔立ちながら、ベルトが革になるだけで、ぐっと大人びた落ち着きが出てくるんですよ。
銀色のケースと黒の文字盤、黒の革という無彩色だけの組み合わせは、ベンチュラの独特な形をもっとも純粋に見せてくれます。
色を絞ったからこそ、形の美しさがまっすぐ伝わってくる。
そんな引き算の美学を感じさせる一本です。
金属ブレスレットに比べて軽く、長時間着けていても疲れにくいのも嬉しいところでしょう。
なお、Amazonで扱われているのは並行輸入品ですので、購入前に保証の内容をよく確かめておくと安心です。
遊び心のデニムH24411941
文字盤とストラップに、同じ色合いのデニム生地をあしらった遊び心あふれる一本です。
デザインの幅が広いベンチュラの中でも、ひときわおしゃれな存在と言ってよいでしょう。
文字盤にまで布の織り目が表現されていて、ストラップと色調が揃っているので、腕元に不思議な統一感が生まれるんですよ。
ジーンズやシャツといったカジュアルな装いとの相性は抜群です。
休日の時計に、肩の力の抜けた遊びを足したい。
そんな気分の大人にこそ、手に取っていただきたいと感じます。
今回紹介するモデルの中では価格も手に取りやすく、ベンチュラの入り口としても面白い選択でしょう。
こちらも並行輸入品での取り扱いになっているので、販売元と保証内容は事前に確認しておきたいところです。
計器の精悍さを楽しむクロノグラフ
ベンチュラには、ストップウォッチ機能を備えたクロノグラフのモデルもあります。
三角形という独特なケースの中に、三つの小さなダイヤルとプッシュボタンを収めてしまう。
それだけでも設計の難しさは想像がつきますが、ハミルトンはその難題を見事にまとめ上げているんですよ。
高級時計のクロノグラフは機械式がほとんどですが、ベンチュラのクロノはクォーツ式。
そのため、本格的なクロノグラフの顔つきを、比較的手頃な価格で楽しめるのが大きな魅力です。
ここでは色違いの三本を紹介します。
計器の精悍さH24412732
H24412732は、ベンチュラのクロノグラフを代表する定番モデルです。
黒い文字盤の上に、銀色に縁取られた三つの小さなダイヤルが巧みに配置され、飛行機の計器のような精悍さを感じさせてくれるんですよ。
ケースの右側には二つのプッシュボタンが並び、三角形の非対称な輪郭とあいまって、独特の機械らしさを醸し出しています。
三角形の中にクロノグラフの複雑な表情をきちんと収めた文字盤の配置には、デザイナーの腕の確かさが感じられます。
黒のストラップで全体を引き締めているので、見た目ほど派手にならず、普段使いにもすんなり馴染むでしょう。
発売から長い時間が経った今も支持され続けているのは、その完成度の高さゆえだと、私は思うのです。
紺で揃えたクロノH24432941
ブルーの文字盤とブルーのレザーストラップで、全体を紺色にまとめたクロノグラフです。
黒のH24412732が精悍な計器なら、こちらはどこか知的で洗練された印象なんですよ。
青い文字盤の上に並ぶ三つのダイヤルも同系色で揃えられていて、クロノグラフにありがちなごちゃごちゃした印象がありません。
ストラップにも細かな型押しが施され、近くで眺めたときの質感の高さもなかなかのもの。
ネイビーのジャケットやグレーのスーツと合わせると、手元から品のよい色気が漂います。
こちらは並行輸入品での取り扱いのため、正規品に比べて価格が抑えめになっていることが多いのもポイントです。
購入の際は、保証の有無と販売店の評価を確かめておくとよいでしょう。
金色のクロノH24422751
ゴールドのケースに明るいシルバーの文字盤、そして黒いストラップを合わせた、華やかなクロノグラフです。
三つのダイヤルにも金色の縁取りが施され、文字盤全体がやわらかな光をまとっているんですよ。
金色のケースに白系の文字盤という組み合わせは、ヴィンテージ時計を思わせるクラシックな配色。
クロノグラフの機能的な顔つきに、どこか優雅さが加わっているのがこのモデルの面白いところです。
風防には傷に強いサファイアガラスが使われていて、日常使いでも安心感があります。
黒のストラップが全体を落ち着かせてくれるので、金色の時計に慣れていない方でも取り入れやすいでしょう。
こちらも並行輸入品ですから、購入前に保証の内容はしっかり確かめておいてください。
機械式で味わうベンチュラ
ベンチュラの主力はクォーツですが、機械式のモデルも高い評価を得ています。
中には、約80時間ものパワーリザーブを誇るハミルトンの自動巻きムーブメント「H-10」系が収められているモデルが多いんですよ。
金曜の夜に外しておいても、月曜の朝まで止まらずに動き続けてくれる。
この実用性の高さは、機械式時計を日常で使ううえで想像以上にありがたいものです。
クォーツモデルが小ぶりなサイズを中心にしているのに対し、機械式は存在感のある大ぶりなケースが中心になっているのも特徴。
文字盤を切り抜いて機械の動きを見せるスケルトンのモデルも多く、ベンチュラの近未来的な造形と機械の鼓動が重なり合う、独特の世界観を楽しめます。
窓から覗く鼓動H24515591
黒い文字盤の一部を切り抜き、その奥で動く機械を覗かせた、機械式のベンチュラです。
文字盤の向こうでテンプが規則正しく往復する様子が見え、機械式時計ならではの楽しさを手元で味わえるんですよ。
クラシックなベンチュラの形をほぼそのまま受け継ぎつつ、中身を機械式にしたモデルなので、定番の顔立ちが好きな方にもすんなり受け入れられるでしょう。
ストラップには深いブラウンのレザーが合わせられ、黒の文字盤との組み合わせはなんとも上品です。
スーツの袖口からのぞいたとき、ふとした瞬間に機械の動きが目に入る。
その小さな楽しみが、毎日の仕事の合間に気分を変えてくれるはずです。
Amazonでの取り扱いは並行輸入品なので、保証内容は事前に確認しておきましょう。
堂々たるXXL H24655331
46mm×46mmという堂々たる大きさを持つのが、ベンチュラXXLのシリーズです。
腕に乗せたときの存在感は、まさに圧倒的なんですよ。
黒い文字盤には細かなパターンが刻まれ、赤いアクセントが近未来的なケースの造形をいっそう引き立てています。
中身は約80時間のパワーリザーブを備えた自動巻きムーブメントH-10で、見た目だけでなく実用性もしっかりと押さえています。
風防にはサファイアガラス、ストラップには汗や水に強いラバーが使われていて、休日のアクティブな装いにもよく似合うでしょう。
クラシックなベンチュラとはまったく異なる、力強いベンチュラ。
大きな時計を堂々と着けこなしたい方には、これ以上ない選択だと感じます。
透かしのXXL H24625330
ベンチュラXXLのケースに、スケルトン仕様の自動巻きムーブメントを収めたモデルです。
文字盤が大きく切り抜かれていて、歯車やテンプが動く様子を、時計の表側からたっぷりと眺めることができるんですよ。
搭載されているのは、H-10をスケルトン化したH-10-S。
約80時間のパワーリザーブはそのままに、ムーブメント自体を見せるための意匠が施されています。
銀色に輝くステンレスのケースと黒いラバーストラップのコントラストも鮮やかで、機械の立体感がいっそう際立ちます。
時計を「時間を見る道具」ではなく「眺めて楽しむ機械」として味わいたい。
そんな方の気持ちに、真正面から応えてくれる一本でしょう。
エルヴィスに捧ぐスケルトンH24525331
エルヴィス・プレスリーの生誕80周年を記念して生まれた「ベンチュラ Elvis80」の流れをくむ、スケルトン仕様の自動巻きモデルです。
ケースにはローズゴールドカラーのPVDが施され、黒いラバーストラップとの組み合わせが、なんとも艶っぽい雰囲気を醸し出しているんですよ。
文字盤の中央には、ベンチュラの象徴である波形のモチーフが金色で描かれ、その奥でH-10-Sムーブメントが動き続けています。
大胆にカーブを描くサファイアクリスタルの風防と、輪郭を削ぎ落としたなめらかなケースラインも、Elvis80ならではの特徴です。
ロックンロールの王様に敬意を表した記念のデザインを手首に巻く。
ファンならずとも、心が躍る一本ではないでしょうか。
黒と赤のElvis80 H24535331
同じElvis80のスケルトンオートを、ブラックのPVDケースで仕立てたのがこのH24535331です。
黒一色のケースの中で、波形のモチーフが鮮やかな赤で描かれていて、その対比が実に印象的なんですよ。
ローズゴールドのH24525331が艶やかな夜の装いなら、こちらはステージの照明を思わせる、より攻めた表情と言えるでしょう。
黒いケースは、文字盤の奥で動くムーブメントの銀色をいっそう際立たせてくれます。
ラバーストラップとの組み合わせで全体に一体感があり、大ぶりなサイズのわりに腕元が重たく見えないのも嬉しいところ。
約80時間のパワーリザーブも備えているので、見た目だけでなく、毎日使える実用性もしっかり持ち合わせています。
稜線の際立つエッジH24635330
ベンチュラ エッジは、伝統的な三角形の形をさらに大胆に推し進めた、近未来的なシリーズです。
ケースのあちこちに鋭い稜線が走り、まるで宇宙船の一部を切り取ってきたかのような造形をしているんですよ。
サイズは51mm×47mmと、今回紹介する中でも最大級。
文字盤はスケルトン仕様で、その奥ではH-10-Sムーブメントが約80時間のパワーリザーブとともに時を刻んでいます。
ステンレスのケースは面ごとに光の反射が異なり、腕を動かすたびに表情が変わる様子は、眺めていて飽きることがありません。
初代ベンチュラが1957年に「未来の時計」として登場したことを思えば、このエッジこそ、その精神をもっとも素直に受け継いだ現代版と言えるのではないでしょうか。
漆黒のエッジH24645330
ベンチュラ エッジのケースを、ブラックのPVDで仕上げたモデルです。
ステンレスのH24635330が光をはじく金属の造形美なら、こちらは光を吸い込む漆黒の迫力と言ってよいでしょう。
黒いケースの中では、スケルトンの文字盤から覗くムーブメントの立体感がいっそう際立つんですよ。
大ぶりなサイズでありながら、黒でまとめられているぶん、見た目の圧迫感は意外なほど抑えられています。
ラバーストラップとの一体感も高く、黒のレザージャケットやモノトーンの装いと合わせれば、手元に強い個性が生まれます。
ムーブメントはH-10-S、パワーリザーブは約80時間。
人とは違う時計を求める方にとって、これほど話題に事欠かない一本もなかなかないと私は思うのです。
女性に贈りたいベンチュラ
ベンチュラには、女性のためのモデルも揃っています。
中心となるのは、ケースを小ぶりにした「ベンチュラ S」というシリーズです。
メンズのベンチュラの形をそのまま受け継ぎつつ、34mm×38mmほどのサイズにまとめられているので、女性の手首にも無理なく収まるんですよ。
ベンチュラならではの個性に、女性らしい華やかさと品のよさが加わった時計たち。
奥様や娘さんへの贈り物として、あるいはメンズモデルと合わせたペアウォッチとして、ぜひ候補に入れていただきたいモデルです。
真珠層の輝きH24251391
文字盤にマザー・オブ・パールを使った、ベンチュラ Sのモデルです。
マザー・オブ・パールとは、真珠を育む貝の内側の層から生まれる天然素材のこと。
光の当たり方によって虹色にきらめき、見るたびに違う表情を見せてくれるんですよ。
天然素材ですから、文字盤の模様は一つとして同じものがありません。
ステンレスのケースに白いストラップを合わせた清楚な佇まいは、季節を問わず、明るい装いによく映えるでしょう。
ケースは34mm×38mmと、女性の手首にすっと馴染むサイズ感です。
世界に一つだけの輝きを持つ時計を贈る。
これほど気の利いた贈り物は、なかなかないのではないでしょうか。
黒でまとめた小ぶりなH24201730
小ぶりなベンチュラ Sを、黒の文字盤と黒のレザーストラップで引き締めたモデルです。
ゴールドの針とインデックスが黒の文字盤の上に浮かび上がり、小さいながらも凛とした存在感を放っているんですよ。
女性向けの時計というと、白やピンクの華やかなものを思い浮かべがちですが、黒でまとめた時計には甘さに流れない大人の品があります。
仕事の場でも浮くことがなく、シンプルな装いに一点の個性を添えてくれるでしょう。
メンズの黒文字盤モデルと合わせれば、さりげないペアウォッチとしても楽しめます。
こちらは並行輸入品での取り扱いですので、贈り物にする場合は特に、保証書の有無などを事前に確かめておくと安心です。
正規輸入品と並行輸入品の違い
今回紹介したモデルには、正規輸入品と並行輸入品の両方が含まれています。
正規輸入品とは、ハミルトンの日本法人を通じて国内に届けられたもので、メーカーの国際保証に加えて、国内の正規サービス網でアフターサービスを受けやすいのが強みです。
一方の並行輸入品は、海外の販売店などから独自に仕入れられたもので、正規品より価格が抑えられていることが多いんですよ。
ただし、保証の内容や期間は販売店ごとに異なり、修理の受付で手間がかかる場合もあります。
長く付き合う一本として選ぶなら、私は多少高くても正規輸入品をおすすめしたいところです。
とはいえ、並行輸入品でしか見つからないモデルもありますから、販売元の評価と保証内容をよく確かめたうえで選ぶのであれば、十分に賢い選択肢になるでしょう。
まとめ
ベンチュラは、世界初の電池式腕時計として時計の歴史を変え、その唯一無二の形で人々を驚かせ続けてきた時計です。
エルヴィスの手首からスクリーンの中の捜査官たちまで、時代ごとのスターに愛されてきたのも頷けます。
定番の三針を気軽に楽しむならクォーツ、計器の精悍さを求めるならクロノグラフ、機械の鼓動を眺めたいならスケルトンの機械式、そして大切な人への贈り物にはベンチュラ S。
どのラインを選んでも、ベンチュラならではの驚きと楽しさが待っているんですよ。
半世紀以上前に生まれたデザインが、今も新鮮に感じられ、しかもエッジのような新しい解釈まで生まれ続けている。
その事実こそが、ベンチュラが一生付き合える時計である何よりの証だと、私は思うのです。
価格や在庫は日々変わりますので、気になる一本が見つかったら、早めにチェックしてみてください。

